2023.07.22

《選手&スタッフ インタビュー #7 》深田 竜大 選手インタビュー

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ウィングハーフで魅せる職人!

チームを繋ぐゴールへのキーマン!

MF深田竜大選手へインタビューした。

 

サッカーとの出会い


ーサッカーを始めたきっかけを教えてください。

僕の父は、高校サッカー選手権で全国大会の経験者で、30代後半まで社会人サッカーもやっていた人だったんですけど、完全にその影響ですね。記憶にはないんですけど、写真を見返すと4歳くらいには始めていたのかな?物心ついたときにはサッカーしていて、いつもボールと一緒に過ごしていた感じですね。

 

ーどんな少年でしたか?

小学校時代は本当にずっとサッカーしていました。家の中で遊んだ記憶はないですね。仲のいい友達との登下校時もずっとボールを蹴っていたので。学校にいる時も家に帰ってからも、ただただサッカーして遊ぶのが本当に楽しかったんです。いつ見ても日焼けして真っ黒の少年って感じでしたね。父はもともとサッカーしていたのもあって「ずっと外で遊んどけ」って感じの人だったんですけど、母は逆に心配性で「暗くなる前には帰って来なさい!」っていう人だったんです。

毎日そのやりとりを見ていたので「どっちのいうことを聞いたら怒られないかなぁ~」と常に考えていました(笑)。一応門限は5時半だったんですけど、遊んでいたら時間って分からなくなるじゃないですか?結局6時くらいに帰ったりして、待ち構えていた母に怒られていました。どうしても間に合わないときは、2つ上の兄のせいにしたりして帰ったりもしましたね。弟の特権です(笑)

今思えば、母は自分が小学校の時は常に怒っていた感じですね~……あ、今は怒っていないですよ!(笑) 

 

ー学生時代にキツかった事はありますか?

高校生の時の部活動の合宿ですね。サッカー部では毎年夏に、2泊3日学校に泊まり込みの強化合宿がありました。合宿自体はいいんですけど、とにかくグラウンドの周りを朝も夜も走るっていうメニューがあって、それがとにかく嫌で(笑)サッカー部なのにまったくボールに触れなかったんですよ!午前と午後の練習の前に走って、練習後にも走って……。本当に2度とやりたくない!あー思い出しただけで、また嫌になってきました(笑) 

 

ヴェロスクロノス都農で活躍する深田選手

 

プロサッカー選手からヴェロスクロノス都農へ


ープロを目指したきっかけはなんですか?

2つ上の兄の存在が大きいですね。兄もずっとサッカーをしていたんですけど、自分より上手だったんですよ。出身地の大阪には、セレッソ大阪とガンバ大阪というJリーグチームがあって、兄は小学校から中学校に上がるタイミングで、セレッソ大阪の下部組織に入りました。そのまま順調にジュニアユース、ユースと上がっていったんです。それにくらべて、自分は中学校に上がるタイミングのセレクションに落ちて、セレッソ大阪にもガンバ大阪にも入れなくて。ずっと兄の背中を追いかけていたんですけど、兄は大学でサッカーを辞めてしまって、社会人ではやらなかったんですね。なので、兄を追い越したいっていう気持ちで、社会人になっても自分はサッカーをしようって思ったのがきっかけです。

 

インタビューにこたえる深田選手

 

ーヴェロスクロノス都農に入ったきっかけを教えてください。

都農に来る前は福山シティFCというチームに入っていたんですけど、小寺監督に去年の11月くらい、チームの選手を通して「うちのチームに来ないか」と誘っていただいた事がきっかけです。

 

ー都農町にこられて、いかがですか?

都農町はみんな家族みたいですね。町自体が小さいので、選手の住んでいるところも必然的に近いんですよね。みんな近所で、サッカーでも、その後の仕事でも顔を合わせるみたいな。自分的には、みんなとすぐ会えるところが良いというか、いい感じなんです。それがチームワークを高めているような感じがするので。都農町は宮崎県の中でも、いい意味で田舎だとは思うんですが、地元の大阪から広島、宮崎と南に移動してきたので、ある意味慣らされたというか(笑)田舎でのどかな雰囲気のほうが自分には合っているなって思いますね。

 

ー地域おこし協力隊ではどんな事をされていますか?

都農町の農家さんをお手伝いする農業班です。この時期になってくると、とくにビニールハウスの中なんかは、外以上にめちゃくちゃ暑いんですよ。サウナというか、なんというか。汗だくになるし本当にしんどいんですけど、農業班リーダーの大竹選手が1番誰よりも働くので、後から入ってきた自分たちはその姿を見ると、大竹選手以上に頑張って働かないといけないなと思うんです。とにかく動いていると、不思議とだんだん楽しくもなってきますし、農家さんに感謝されるので、暑いし体力的に本当に大変ですけど、とてもやりがいのある仕事です。

 

地域おこし協力隊の農業班で活躍する深田選手

 

ー以前のチームでは旅館でも働かれていたとか?

そうですね。結構ちゃんとした旅館だったので、チェックインからご飯までしっかりやっていました。前菜から出して酢の物を出してって一連のアレを。自分は旅館にはいそうにないタイプじゃないですか?お客さまには「めっちゃ日焼けしているなぁ、この旅館の人」って思われていたかも(笑)

 

ー都農町の町の人に声をかけられたりしますか?

「サーファーさん?」って声をかけられたりする事はあります。宮崎県なので、日焼けしている=サーファーっていうイメージがあるんですよね。宮崎県はマリンスポーツが有名ですし、自分もきっかけがあればやってみようかなと思ってます。ただ、まずはもう少し「サッカーの人」と認知してもらえるようにサッカー頑張ります!(笑)

 

ヴェロスクロノス都農の未来


ー今後のチームでの意気込みを教えてください

後期リーグがはじまるので、得点は取っていきたいところですね。2桁以上はゴールを取りたいなと思っています。ただ、自分はサイドの選手なので、点を取ることも勿論大事なんですけど、真ん中のフォワードの選手に点を取らせるプレーも自分の重要な仕事だと思っています。ゴールとアシストの両面で結果を残して、チームの勝利に貢献できればいいなと思います。

 

ー最後に都農町の方にひとことお願いします

自分たちのチームが結果を出せば出すほど、町全体がヴェロスクロノスの青いのぼりでいっぱいになっていくと思うんです。どんどん結果を残していくたびに、それが宮崎県規模、全国規模と広がって行くかなって。認知度が上がると、町全体を盛り上げる事に繋がるじゃないですか。今自分がお世話になっている都農町に、サッカーを通しての町おこしというか、そういう風に恩返しをしていきたいです。精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします!

 

ヴェロスクロノス都農の応援のぼりがある都農駅

深田 竜大 選手の詳細プロフィールはこちら

2023.07.22
選手・スタッフ

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