2024.06.19

《選手&スタッフ インタビュー#25 》武田 航太朗選手インタビュー

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相手を跳ね返す強靭なフィジカルの持ち主

ピッチの上でも外でもチームを明るく盛り上げていく

DF武田航太朗選手にインタビューした

 

サッカーとの出会い


―サッカーを始めたきっかけを教えてください

幼稚園のサッカークラブでやり始めたのがきっかけです。でもなぜサッカーなのかは正直覚えていなくて。昔から活発なタイプでしたが、兄弟や友だちがやっていたという訳でもなく。そこから小学1年生で地元のチームに加入して、何も考えずひたすら打ち込んでいました。

でも5年生のときに転機があって。隣町チームとの試合で、自分のチームは10対0で負けてしまったんです。試合後、相手の監督に「きみ、小学校どこや?」って聞かれて。どんな意図があったのかは分からなかったですけど、僕はそれをスカウトだと思ったんです(笑)。それがきっかけで、自宅から自転車で45分かかる隣町のチームに加入しました。レベルは高かったけれど、そのチームで中学3年生まで全力で頑張っていたことは、今でも鮮明に覚えています。

 

―高校時代はどうでしたか?

自分は大阪出身ですが、島根県のサッカー強豪校へ入学したので寮生活でした。練習が終わってからも走り込みがあるくらい、休む暇がなくて大変で。でも部員が150人いる中で切磋琢磨して、自分のプレーの強みが分かってきた時期でもありましたね。その結果、3年生の夏の大会で全国3位という成績が残せました。

 

―そこで武田選手のスタイルが確立していったのですね。

そうですね。1対1の強さやヘディングを練習して、磨いていきました。監督の「迷ったらしんどい方を選べ」という言葉を今でも大切にしています。日常やトレーニングで、しんどいけどやった方が自分は成長できる。その言葉がずっと心の中にあるので、常に意識しています。

ヴェロスクロノス都農で活躍する武田選手(中央)

 

―プロ選手を目指したのはいつ頃ですか?

大学3年生の夏です。この年の天皇杯が、サッカーを続けてきた中で一番思い出に残っています。当時J1だったチームと対戦して、結果は延長戦の末負け。ですが、僕自身は得点もできたし、チーム全体のパフォーマンスも良く試合が進みました。あの時味わった、観客が多くいる中で試合をする感覚。今までのどの試合よりも興奮しました。

 

―プロになってからはいかがですか?

大学卒業後に、オファーのあったシンガポールのチームに所属しました。プロ生活が始まると思った矢先、コロナで街がロックダウン。約3ヶ月間ずっと筋トレをして、体づくりに励んでいました。その後夏に試合が再開して、そのシーズン試合に出続けられたのは自信に繋がりました。

 

―サッカーを続ける原動力は何ですか?

サッカーは日常なので考えたことがなかったですね(笑)。あえて言うなら、勝った時の喜びですかね。あの感情は特別。サッカーをやっていく中で妥協や挫折はある。勝ち続けることはできないからこそ、自分で努力をする。もっと成長しようとする仲間がいて、頑張ろうって思います。

 

 

―武田選手にとってサッカーとは?

何をするにもサッカーのことを考え、毎日サッカーのことを考え、サッカーしていない時ですらサッカーのことを考え、常にサッカーのこと考えています!そのものです!

真剣な眼差しでプレーする武田選手

 

ヴェロスクロノス都農へ移籍して


―ヴェロスクロノス都農に入ったきっかけは?

前に所属していた滋賀のチームが契約満了となりまして。引退するか考えていましたが、ここで辞めたら後悔しそう、サッカーは続けたいなと。そんな時にヴェロスクロノス都農の練習に参加して、オファーをいただきました。

 

―チームの印象はどうでしたか?

自分とは違った特徴の上手い選手が多いなと。正直地域リーグにいるべきではないチームだと思います。“みんなで一丸となって楽しもう”という思いが強い。ファミリーみたいな雰囲気です。

 

―チームに加入されてから、心掛けていることはありますか?

勝利することを第一に、一生懸命やっていく。チームのコンディションが悪い時に、自分が下を向いていたら良くないと思っていて。キャラ的にも明るい声を出して前を向かせることが役目だと思っています。さらに背中で見せたり、言葉に出して後輩に伝えていくことも大切だと思っています。

チームメイトに声をかける武田選手

―これからどのようなプレーを目指したいですか?

自分の特徴である、長身を活かしたヘディングや対人の強さを伸ばしていきたいです。強みを活かしたプレーで、相手のキーマンを潰して失点を0にする。そのことが勝利にも繋がると思うので、熱く戦っていきます。

 

―チームの中でも面白キャラと伺いましたが?

合流初日に、テレビ取材が来ていたんです。大阪出身の選手が加入したという話題になって、その流れでチームメイトの前で一発芸をやりましたね(笑)それがきっかけで気づけば一発芸キャラみたいになってます。もとからの性格と、大阪出身だから面白いことしてくれっていうノリに合わせてたら、こうなりました(笑)。

 

―昔から面白いことが好きな性格だったのですか?

そうですね。一発芸は何個かレパートリー持っていますし、モノマネも好きです。自分とは違うプレースタイルの選手も、遊びで真似をしてみる。それが実際のプレーに活かせることもありますしね。

 

―都農町にこられてどういう印象でしたか?

自然が多くて、のどかな雰囲気。人も穏やかな印象です。年配の方が多くて、試合にも応援に来てくれます。熱く応援してくださるので、チーム結成から今に至るまで、先輩たちが積み上げてきた信頼があるんだなと実感しています。僕たちはそれを繋げて、さらに盛り上げていく。愛されるチームへ育てていくことが役目だと思っています。

 

―応援してくれている皆さんにひとことメッセージお願いします。

周りの支えがなければ、僕は今ここに居ないです。皆さんに感謝しています。都農町に来たからには、チームの目標を達成して、最高の形でシーズンを終えることが出来たら良いと思います。都農ファミリーへの応援、よろしくお願いします!


武田 航太朗 選手の詳細プロフィールはこちら

2024.06.19
選手・スタッフ

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