佐藤 和樹 選手が2024シーズン限りで現役を引退することとなりましたのでお知らせいたします。
【氏名】佐藤 和樹(さとう かずき)
【ポジション】DF
【生年月日】1993年5月18日
【出身】愛知県名古屋市
【身長/体重】176cm / 78kg
【経歴】
名古屋グランパス三好〜名古屋グランパスジュニアユース〜名古屋グランパスユース〜名古屋グランパス〜水戸ホーリーホック〜カターレ富山〜ヴァンラーレ八戸〜福島ユナイテッドFC〜ヴァンラーレ八戸
【出場記録:国内大会成績】
【出場記録:Jリーグ・アンダー22選抜】
【佐藤 和樹 選手コメント】
日頃よりヴェロスクロノス都農、そして佐藤和樹に温かいご声援を送って下さる全ての皆様へ
いつも応援ありがとうございます!
今日は皆様に大事なご報告があります。
私、佐藤和樹は2024シーズンを持ちまして13年間の現役生活に終止符を打つ決断をしました。
まずはチームとしてJFL昇格の懸かった大事な大会が控えているこの時期に、
引退のリリースを出すことを許してくれたクラブ、監督に感謝しています。
シーズンが終わる前にリリースをしたほうが多くの人にこれまでの感謝を伝えられるのではないか、
大した選手じゃないけど一緒にプレーしている後輩に残された時間で何かを残すことができるのではないか。
そのようなことを考えてこのタイミングでの発表となりました。
幼少期にサッカーボールを蹴り始め、約25年の月日が流れていました。
サッカーと共に歩んだ人生で、僕にとってサッカーはいつだって楽しいものでした。
上手くいった時はもちろん楽しいし、上手くいかなくてもそれはそれで楽しい。
サッカーで自分の成長を感じる事が僕の人生の楽しみでした。
しかしそんな“楽しいサッカー”がいつしか“痛いサッカー”になってしまいました。
それが引退を決断した1番の理由です。
膝蓋腱炎、グロインペイン、足底筋膜炎、アキレス腱炎。
ここ数年は数々の難治性の怪我にすごく悩まされていました。
言い訳の通用しないピッチで、痛みが原因でプレーの精度が落ちてしまう度に自分を責めたり、
もっともっと練習したいのにそれが出来ない“痛いサッカー”は僕にとっては非常に辛いものでした。
ただ、そんな状況でも前向きにここまで頑張って来れたのは、応援してくれる皆様のお陰でした。
特に勝利の喜びを分かち合えた瞬間は、サッカー選手にとって本当に何事にも変えられない最高の瞬間でした。
今シーズンで引退することに関して未練や寂しさは正直に言えばありますが、この決断に迷いはありません。
そう思えるのは、自分のサッカー人生は大成功だったと胸を張って言えるからです。
J1でプロキャリアをスタート。しかしそれからはJ2→J3→地域リーグとカテゴリーが年々下がり、終いには怪我が原因で引退。
側から見ると、佐藤和樹のサッカー人生は失敗だよね。そう思われても仕方ないのかなと思ってます。
ただ、僕は全くそうは思っていません。
沢山の試練を経験して、それに立ち向かい続けた日々の中で、多くを学び、沢山の人に出逢い、
応援してもらえた僕のサッカー人生は本当に幸せなものでした。
サッカー選手として過ごした時間、出逢った人は僕の人生の大きな財産です。
そして何よりその時間を通して、1人の人として本当に大きく大きく成長させていただいたと思っています。
13年間のキャリアの中で、名古屋グランパス、水戸ホーリーホック、カターレ富山、ヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、ヴェロスクロノス都農。
6チームの素晴らしいクラブと世代別の日本代表で日の丸を背負ってサッカーができたことを誇りに思っています!
各チームで僕に関わってくださったチームメイト、監督、スタッフ、ファン、サポーター、スポンサーの皆様に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
まだ僕のサッカー人生にはヴェロスクロノス都農をJFLに昇格させるというミッションが残っています。
このチームに来てからはサッカーだけでなく、都農町の地域おこし協力隊としても活動させていただき都農町の発展に向けたお仕事もさせていただいています。
地域のために存在するチームは多くあると思うのですが、選手が地域おこし協力隊として実際にまちづくりの一端を担うチームは少ないと思います。
自分たちがお世話になっている地域に何をもたらすことが出来るのか。
そういったことを考えながらサッカー選手として過ごす時間に本当に色んな事を学ばせてもらっています。
個人的にはヴェロスクロノス都農は、地域創生の先進サッカークラブになれると思ってます。
皆さん、引き続きチームへのご支援ご声援もよろしくお願いします。
最後に、僕の現役生活最後の大会である全国地域チャンピオンズリーグが1週間後に始まります。
チームはこの大会で優勝してJFLに昇格するためにこの1年頑張ってきました。
最後にみんなでその目標を掴みにいきます。
僕自身この大会で、都農町やチーム、これまで関わってくれた全ての方のため、
それから何不自由なく僕に大好きなサッカーをさせてくれたお父さんとお母さん、
側で支えてくれた奥さんと愛おしい息子、全力で応援してくれている親族のために。
感謝の想いを胸に、全てを出し切り、闘い燃え尽きたいと思っています。
最後まで自分らしく全力で、最高の準備をして試合に挑みます。
皆さん是非、佐藤和樹の最後のプレーを観に来てください。
あと少し。応援よろしくお願いします!
佐藤 和樹
第59回全国社会人サッカー選手権大会 2回戦 wyvern戦でのゴール
地域の子どもたちのためにスポーツ体験イベントを企画運営
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ホームゲームで選手応援のぼり旗の設置を自ら行う佐藤選手
- 2024.11.01
- 選手・スタッフ