2023.07.12

《選手&スタッフ インタビュー #5 》柳田健太選手インタビュー

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攻めのディフェンスで相手を翻弄!

パス回しでチームのプレイと心をつなぎ鍛え抜かれた身体で守り抜く。

DF 柳田健太選手へインタビューした。

 

サッカーとの出会い


ーサッカーを始めたきっかけを教えてください

小学生の時に、周りの友達がサッカーをやっていて、自分も遊びの延長で始めたのがきっかけですかね。小学三~四年生くらいの時から徐々に、遊びというより習い事になっていきました。クラブチームへ入ってからは、本格的にサッカーにのめり込んでいきましたね。中学校の時には、Jクラブの下部組織に入りました。プロの選手との距離がぐっと近くなったので、かなり影響を受けましたね。本気で「サッカー頑張ろう」って思ったんです。

 

ー学生時代から今までで、大変だったことはありましたか?

中学生の時から、自分のポジションはディフェンダーだったんですけど、当時身長があまりなくて。ディフェンダーはやっぱり身長が高い方がいいので、あまり試合に絡めなかった時期はありました。でも正直いうと、挫折はあんまないっすね(笑)強いて言うならチームをクビになったぐらいかな。

 

ープロになったきっかけを教えてください

高校時代に教えてくれていたスタッフで、Jリーグチームのカマタマーレ讃岐で監督になった方がいたんです。自分が大卒一年目で奈良クラブに在籍していた時に、その人から「うちに来ないか?」と声を掛けてもらったのがきっかけですね。

 

ーでは、ヴェロスクロノス都農に入ったきっかけは?

オファーを貰ったからです!(笑)まあ、簡単に言ってしまえばそうなんですが、自分は九州出身なんで「九州のチームで力になれたら良いな」という思いがあったんですよね。カマタマーレ讃岐と契約満了のあと、地域リーグからのオファーは何チームかあったんですけど、九州のチームはここからしかなくて。なので、特に迷うことなくこのチームに入ることを決めました。

 

ヴェロスクロノス都農でプレイする柳田選手

 

都農町との出会い


ー都農町はどうですか?

はじめて都農に来た時は、ちょっとだけびっくりしました(笑)でも、自分は熊本出身なんで九州の土地勘もある方だし、熊本と雰囲気が似てるところもあったので、すぐに都農町が好きになりました。子供が二人いるんですけど、子育てに関して都農町はめちゃめちゃいい町なんです。自然が豊かだし、のどかでゆっくりと過ごせるのもいいですね。独身とか、一人身の選手だと遊ぶところとかは少ないので、ちょっと物足りない部分もあると思うんですが、自分からしたらいい町だと思っています。

 

ー都農で驚いたこと

居酒屋とか、お店が閉まる時間がめっちゃ早いことにびっくりしました。22時くらいにはもうほとんど開いてない(笑)遠征で帰ってきたときとかは、夜遅くなりがちなんですけど、都農に帰り着いてみんなでご飯を食べようと思っても、食べに行く場所がないんですよ。トライアル(スーパーマーケット)に売ってる弁当しかないので、もう少し遅くまでお店が開いてたら嬉しいんですが......。まあ慣れちゃいましたけど(笑)

あとは、毎週のようにバーベキューをしているのが人生で初めてですね。自分は農業班なので、困っている農家さんの所に手伝いに行ったら「頑張ってくれたお礼に」みたいな感じでバーベキューに招いてくれるんですよ。いろんな農家さんの所に手伝いとかしていくうちに、みんながバーベキューに誘ってくれるので、気が付いたら毎週のようにしてる(笑)いい意味で驚きますよね。

 

農業×サッカー


ー仕事はどういったことをされてるんですか?

今はトマト農園さんで仕事をしているんですけど、基本農業全般の手伝いをしてます。作物を育てる時って、苗を植えていくじゃないですか。それもやるし、そこから収穫する最後まで自分の手で見届けます。あとは、ビニールハウスのビニール掛けとか、ハウスの解体だったり。土をいじるだけじゃなくて、農作業のすべてに関わってるかなって感じですね。

 

トマト農園にて作業する柳田選手

 

ー仕事で嬉しかったことはありますか?

やっぱり、自分が種を植えてできたトマトとかを収穫したときは感動しますよ。あと、これは嬉しいというよりも、やりがいになるんですけど、「ありがとう」って直接言ってもらえる時ですね。農作業って若い人の力とか、人数がいなかったら「結構きついな」って思う作業ばっかりなんですよ。実際、ビニールハウスの中はかなり熱くて、多分サッカーよりも汗をかいてますし。そういうところで「ありがとう」って面と向かって言われると、自分は役に立ってるんだなって思います。そこにやりがいを感じてますね、真面目なこと言うと(笑)

 

一逆にきつかった時もありました?

あんまり思い出せないんですけど、宮崎の夏は本当に日差しが強くて、夏場はどんな作業でもめちゃめちゃきついです。冬の方が作業的にきついのはあるんですけど、それでも夏場には勝てないですね。

 

ー農業とサッカーの両立は難しくないですか?

やりがいがなかったら、たぶん両立できて無かったかも。自分でもよくできてるなーって思います(笑)今はもう三年目なんで慣れましけど、ハードな練習をした後に仕事なので、作業がきつい時は練習に影響が出たりしてましたね。体とか腰とか、下半身がやばいって時もあったんですけど、今は楽しく両立できています。

 

インタビューに答える柳田選手

 

ーサポーターが増えた実感はありますか?

そうですね、かなり増えました!それこそ自分たちが手伝いにいった農家さんが、「今度応援しに行くよ」って実際に応援しに来てくれたりとか。SNSはもちろんですけど、やっぱり都農町は狭い町なんでどっちかっていうと、口コミで広がっていくことの方が多くて。そういったところもあって、結構サポーターが増えているように感じます。

 

チームの関係性


ーオフの日の過ごし方は?

休みの日は、子供らを連れてフィニックス自然動物園に行ったり、連休だと選手のみんなと家族同士でキャンプとか、コテージに行ったりします。他チームと比べて、うちのチームって仲がいいんです。選手ほぼ全員が都農に住んでるんですけど、距離が近いのもあって自然とプライベートでも一緒に過ごしますし、家族ぐるみでどこかに行くことも多いですね。オフ前とかは特に、みんなで集まってワイワイしてます(笑)いつも家だけだったら、家族も楽しくないじゃないですか。都農は狭い町なんで、家族のふれあいの場も作ってあげたいと思ってますね。

 

ーチームの良いところを教えてください

先輩が優しいですね。自分は中堅なんですけど、そのお陰もあってみんなのびのびできてますね。若手はちょっとのびのびし過ぎな気がしますけど(笑)プライベートでの仲は良いし、ピッチに入ってからの切り替えがうまくできてるんで、そこがめっちゃいいと思います。あとは農業班の絆が熱いですね。一緒にきつい経験を積んできたからこそ、絆が生まれたんだと思います。

 

ビニールハウスにて作業をする農業班と柳田選手(左)

 

ーチームの中で尊敬している選手とかいますか?

誰って言ったらいいですか?(笑)模範解答とかありますか?これ?(笑)冗談抜きで話すと、特にこの人っていうよりかは、先輩方全員を尊敬しています!

 

ヴェロスクロノス都農の未来


ーこれからどうなりたいか教えてください

個人としての目標は、もっと上のレベルで戦って活躍することですね。やっぱりこのチームで上にあがっていきたいし、都農町をみんなで盛り上げていけたらなって思います。仕事面は、点数で言うと百点満点近いと思うんですよね。だからこれを継続して、仕事もサッカーと同じくらい頑張りたいと思います。

 

ー最後に都農町の方にひとことお願いします

サッカーとプライベートもだけど、このチームは都農町で活動させてもらっている中で、日頃からの応援とかそういう全部を含めて皆さんに感謝しています。これからも頑張るので、応援宜しくお願いします!


柳田 健太 選手の詳細プロフィールはこちら
2023.07.12
選手・スタッフ

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