今年の一月に加入したばかりの永吉広大選手。 

常に挑戦し続ける純粋さはどこからやってくるのか？ 

早くも自分の力を発揮し、チームに貢献するパサーにインタビューした。 

 

サッカーとの出会い

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―サッカーを始めたきっかけは？

幼稚園の年中のとき、2つ上の兄ちゃんがサッカーをやっていたのに憧れて、自分も始めたのがきっかけです。 

幼稚園内で開かれていたサッカースクールに入って、しっかり習いごととしてやっていました。 

サッカーだけはずっと楽しくて、気がついたら今まで続いているって感じですね。 

 

―プロを目指したのはいつからですか？ 

小学校のころから目指してました。 

大学のときプロから声がかからなくて、卒業後はミネベアミツミFC（以下ミネベアミツミ）に加入して、今年からヴェロスクロノス都農に入りました。 

ヴェロスクロノス都農で活躍する永吉選手

 

―ヴェロスクロノス都農に入ったきっかけを教えてください。

「上を目指せるチームに身を置きたい」と思っていたときに、 ヴェロスクロノスの強化部長 根本さんに声をかけていただきました。 

以前のチームは仕事ありきのサッカーだったので、チームで上を目指すという意識がそこまで強くなかったんです。 

「やるなら上を目指す」「チームで目標を達成したい」という気持ちが強いヴェロスクロノス都農に共感して、入団を決意しました。 

 

―以前所属されていたミネベアミツミFCはヴェロスクロノス都農よりも上のカテゴリであるJFLでしたが、どんなところがヴェロスクロノス都農と違いますか？

ヴェロスクロノス都農のほうが、質の高い練習に取り組めていると感じます。練習の内容というか、時間内にこなすメニューの濃さが違いますね。 

練習時間でいうと、以前は一日みっちり仕事したあとにサッカーの練習をしていたので、今ほど練習の時間を確保できなかったんです。 

今は午前練習、午後仕事というサッカーに集中できる環境なので、確実に強度の高い練習ができていると感じます。 

 

―反対に、ヴェロスクロノス都農に足りないと思う部分はどこですか？

粘り強さですかね。試合途中にどれだけ内容が悪くても、「最後は勝つ」という一発勝負にかける思いみたいなところは、もっと必要だなと思います。 

チームメイトと喜ぶ永吉選手

 

―チームに入って数か月ですが、どんな雰囲気ですか？

みんな仲いいな～と思ってました。新しく加入した選手が多いのも関係しているのか、 馴染みやすいというのが第一印象です。 

自分は練習に参加するよりも、シフトプラスでの仕事に入るほうが早かったので、 同じ都農営業所にいる藤田さん（藤田 大道選手）にお世話になりました。

 

―シフトプラスではどんなお仕事をしているんですか？

藤田さんと一緒に楽天チームにいます。 

デザイナーさんが作成した画像をページに入れ込んだり、 新規ページを作成したりしています。 

今はまだ学んでいる段階なんですけど、これからどんどんこなしていきたいです。 

 

―藤田さんの第一印象は？

ちょっとこわい（笑） 

面接のときも、「同じチームだから」という理由で藤田さんが会議室に入って来たんですけど、貫禄があってこわいな～と（笑） 

しょっぱなから冗談を言ってくれたので、すぐ面白い人っていう印象に変わりましたけどね。 

今は一緒にふざけてます（笑）

 

自分を強くした学生時代 

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―学生時代で印象に残っている試合を教えてください。

一番思い出にあるのはやっぱり、高校3年生の選手権（全国高等学校サッカー選手権大会）ですね。 

城西高校は結構有名な強豪校なので、自分が入学したときから予選2連覇を達成していたんです。 

そんな中自分がキャプテンとして出場した3年で、連覇の圧に負けず3連覇を達成できたことがかなり印象に残っています。 

連勝を止めるわけにはいかないというプレッシャーが強かったんですけど、 それ以上にライバルの神村学園に絶対負けたくない一心で戦いました。 

緊張感のある試合で結果を残せたことは、かなり自信になりましたね。

 

―自分がキャプテンに選ばれた理由はどういう部分だったと思いますか？

ん～～、2年から試合に出させてもらっていたことが大きいと思います。 

精神面でいくと、自分はどちらかというと先頭を切ってリーダーシップを取るタイプではなくて、背中で引っ張っていくタイプ。 

そういった部分がチームに合っていたと判断してくださったのかもしれません。 

今も「口を動かすよりも先に行動で示す」ということは常に意識しています。

笑顔で取材を受ける永吉選手

 

―ほかの選手に負けないと思うところは？

長短のパスに自信があるので、自分では展開力かなと思ってます。 

ヴェロスに入ってから、まだ練習試合しかやれてないんですけど、 練習でも一本一本のパスにこだわるようにしていますね。 

パス練習にしても適当に蹴らないというか。 

自分左利きなんですけど、今は右足で蹴る練習もしています。 

ここは真面目な部分なんでぜひ記事に書いてください（笑） 

 

―挫折したことはありますか？

大学時代ですかね。 

先輩や同期がプロに行く中、自分は選ばれなくて。 

「周りに置いて行かれていく自分には何が足りないんだろう」と落ち込みました。 

そういう感情は決して表には出さないけど、心の中は悶々としていましたね。 

でも、この時間があったから自分はまだ足りないということを素直に認めることができて、周りの意見を聞くようになりました。

 

―すごく素直な印象を受けますが、悪さをしたことはありますか？

ありますよ、人間ですもん（笑） 

ここでは言えませんけど（笑） 

 

―周りの人にはどんな人と言われますか？

マジで基本ふざけてるって言われます。 

奥さんからも言われますね（笑） 

じっと真面目に働くことができなくて、周りの人にちょっかいとか出しちゃいます。 

ちなみにふざけっぱなしじゃないですよ（笑） 

やるときはやる、抜くとこは抜く性格だと自負してます。 

AB型だからしょうがないですね（笑） 

 

―人見知りしないタイプですか？ 

最初はめっっちゃ人見知りするんですけど、ちょっと喋ると仲良くなれるタイプですね。 

輪の中に入る最初だけぺこぺこしてます（笑） 

ここは安心できる場所だと思うと素を出せるので、先輩には結構生意気って言われますし、 

後輩とは友達みたいな付き合い方をしています。 

 

今の自分を認めることが成長のカギ 

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―今よりも成長した自分になるために意識していることを教えて下さい。

以前は自分のプレーをやる！というスタンスだったんですけど、 

最近は人の良かったプレーを見て、どうやってるのか本人に聞くようにしています。 

新しく入ったっていうのもありますし、チームによって戦い方って違うと分かっているので、そこを理解してから自分の色を出していこうと思っています。 

 

―その考えは学生の頃から持っていたんですか？

いやいや全然（笑）特に中高時代は自分のプレー第一でしたね。 

柔軟に物事をとらえられるようになったのは、ここ最近ですね。自分の周りにいる上手い選手から吸収できることがたくさんあると、分かってきたからだと思います。 

ヴェロスクロノスにはプロ出身の先輩方がいらっしゃるんで、上手い人のやり方を真似ることが自分の成長に繋がると思っています。 

宮尾選手とかベテランの選手ももちろん参考にしているんですけど、今一緒にコンビを組んでいる元ギラヴァンツの永野 雄大から学ぶことも多いです。 

よく攻撃面とか聞いたりします。 

ピッチを駆ける永吉選手

 

―自分の弱点はどこですか？

最近ネガティブなんすよ～～～～～～～。 

サッカーでうまくいかなかったときとか引きずってしまいます。 

寝たら直るんですけど（笑） 

なので、直すというよりもマイナスな気持ちをうまく消化して、前向きに考えていけるようにしたいなと思います。

 

―お休みの日はどう過ごされているんですか？

結構アウトドア派なので、オフの日は宮崎を出たりします。 

九州の色々なところを回ったりとか。 

今一番行きたい場所は別府の温泉巡りです。ゆっくりしたい（笑）

 

―最後に応援してくださるサポーターの皆さんへひとことお願いします。

応援してくださる方々と全員でJFL昇格を達成すべく、頑張ります。 

応援よろしくお願いします。 

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2024.04.17

選手・スタッフ