《選手&スタッフインタビュー #12 》鈴木将馬選手インタビュー | トピックス

サッカーとの出会い

ー幼い頃はどんな少年でしたか？

シャイっていうのかな？人見知りでした。今とあんまり変わっていないと思います（笑）

ーサッカーを始めたきっかけは？

正直言うと覚えていなくて。気づいたらやっていたっていう感じですね。幼稚園の頃からスクールに通っていたんですけど、親いわくテレビを観て「やりたい」って言っていたらしいです。ユースの下部組織とかではないんですけど、小学生のときもクラブチームに入っていました。サッカーをすることが好きだったので、上手になりたい一心でずっとやってましたね。だから、小さい頃から漠然とプロになりたいっていう思いはずっと持っていた気がします。

ーFWは積極的な人のイメージがありますが、あまり前に出ないタイプですか？

ポジションは、小さい頃に「ここ（FW）やりたい」って自ら希望して始めました。そこから今まで続いているっていう感じですね。闘争心みたいなものは自分的には出しているつもりなんですけど、周りからはそう見えていないのかも。

ー周りからどんな人って言われますか？

う～ん、あんまり言われたことがないんですよね……。「将馬ってこうだよねって言われる部分を出さないのが将馬だよね」って、たった今、武史さん（ヴェロスクロノス都農広報）に言われました（笑）

プロサッカーへの道

ーヴェロスクロノス都農に入ったきっかけを教えてください。

大学卒業後の進路をどうするかっていうときに、プロから声が掛かることはなくて。でもサッカーは続けたくて探していた時に、当時の監督（与那城ジョージ監督）から声を掛けてもらったんです。他にも複数のチームから声を掛けてもらっていたんですけど、「来てほしい」って言ってくれたジョージさんの熱意と、当時地決（全国地域サッカーチャンピオンズリーグ）で決勝ラウンドまで行っていた成績に惹かれて、ヴェロスに決めましたね。そのときタイミングよく、シフトプラス㈱が「選手を雇ってくれる」っていう話があったので、それも大きな後押しになりました。

ー前身のJ.FC宮崎から所属されていますが、ヴェロスクロノス都農に変わってよかったことは？

J.FC時代は毎日宮崎市内の練習場を転々としていたので、毎日同じグラウンドで練習できるのがすごくありがたいです。J.FC時代と一番違うのは、人との距離が近くなったことですかね。応援されているのが目に見えるというか。自分は都農に住んでいないんですけど、それでも知っている人々が応援に来てくれるので、より応援してくれる人を身近に感じます。

ーヴェロスクロノス都農に入って一番の思い出は？

今年、九州リーグで優勝できたことですかね。自分が来てから一回も優勝できていなくて。特に2年前は最終戦まで1位で、引き分けであっても優勝だったのに、残り10分で2点取られるという悔しい負け方をしたので、今年優勝できたのはかなり嬉しかったです。でも、まだ今シーズンは終わってないんで、11月にある地域CLで優勝してJFLに昇格することを、今年1番の思い出にできるよう頑張ります！

ーずっと向上心を保たれているように見えますが、秘訣はありますか？

ないときもありますよ。気持ちが乗らない時ってやっぱりあるんで。でもそういうときも表には出さないようにしています。モチベーションがないときって誰にでもあると思うんですけど、出さないように意識したら行動も変わるかなって思っています。なので、どんなにやる気がなくても淡々と練習に行くタイプです。サッカー以外は結構すぐやめちゃうんですけどね（笑）

ーこの間、珍しく中村亮選手と口喧嘩をしていたと聞きました。

ありましたね（笑）亮が自分のプレーに言ってきて、いつもなら相手にしないんですけど、なぜかあのときは反抗しました（笑）でもハーフタイムくらいでごめんって謝って。帰りのバスでは隣に座って帰ってましたね（笑）

ー挫折した経験はありますか？

挫折はないですかね……。サッカーをここまで続けている人って、小さい頃からすごい選手が多いと思うんです。自分はそんな選手と違って全然すごくなくて、平凡な選手だなと思っていて。そうなると挫折っていうよりかは、なにかあってもこっから上がっていくしかないって思っているので、挫折した経験っていうのはないですね。

ー鈴木選手の思う、ヴェロスクロノス都農の強みは？

一体感があるところがいいかなって思います。雰囲気がいいというか。ベテラン選手も優しくて、もっとこうした方がいいよと言ってくれるんです。そういう部分にかなり助けられて、自分も成長できていると思っています。

ーシフトプラスではどんな業務をされているんですか？

ふるさと納税に関する仕事をしています。自治体への出荷依頼や請求書作成、あとはサイトに返礼品を登録するとかですね。サッカーをしながら働いている人がいる会社って特殊じゃないですか。周りの人に「あの人ちゃんとやってんの？」って思われないように、そのうえで「試合を観に行きたいな」って思ってもらえるように、日々仕事を頑張っています。

ー都城のスタッフが試合を観に来てくれるようになったきっかけはありますか？

いつも中尾社長（シフトプラス㈱代表取締役）が積極的に呼び掛けてくれています。大分や鹿児島とかのアウェー（相手チームの本拠地）で試合があるときでも、各営業所の方が観に来てくれることが多くなったので嬉しいです。（にっこり）

ー本当に嬉しそうですね！

はい（笑）都城の人が応援に来てくれるのももちろん嬉しいんですけど、違う営業所の方が観に来てくれるのは顔見知りじゃない分、さらに嬉しいです。試合がきっかけで他営業所の人とつながりができるっていうのは、やっぱり嬉しいですね。（にっこり）