KYFA第53回九州サッカーリーグ第５節は５月17（土）、18日（日）に九州各地で５試合が行われました。
ヴェロスクロノス都農は18日、都農町藤見運動公園陸上競技場で今季２戦目のホームゲームに臨み、川副クラブに８－１で圧勝。開幕５連勝を飾り、勝ち点を１５に伸ばして首位をキープしました。

ヴェロスクロノス都農は序盤もたつく場面が見られ、開始５分に守備のほころびを突かれて先制ゴールを許します。

今季リーグ戦で初めて追い掛ける展開となりましたが、冷静に攻守を立て直し、すぐさま反撃に転じます。

８分に右CKを獲得すると、MF永吉広大選手がニアサイドを狙い放ったボールにDF松岡憧選手が抜群の動き出しで頭に合わせて同点ゴール。

主将の一打で勢いづくと、以降は圧倒的なボール支配率を収めてDF栁田健太選手、MFでボランチの山内彰選手と永吉選手、FWの松本幹太選手、上米良柊人選手らが左右から縦へと次々に揺さぶり、シュートまで持ち込みます。

迎えた22分、ボールを持った永吉選手が前進しながら敵の背後に絶妙な縦パスを送り、MF中村亮選手が正確に収めてエリア中央に詰めた山田選手に絞ってグラウンダーパス。山田選手が絶好機を逃さず逆転ゴールを決めました。

４分後には柳田選手の長いクロスを左サイドで受けた松本選手が相手を交わしてファーサイドに折り返し、駆け込んだ山田選手がこの日２点目となるヘディングシュートを浴びせました。

２点差を付けるとさらにリズムのいい連続攻撃が生まれ、42分には上米良選手を経由してフリーとなった永吉選手が鮮やかなミドルシュートを決めて４－１。

守ってもDF久野龍心選手、松岡選手、GK赤塚怜選手を中心に相手のカウンター攻撃を遮断し、失点以外のシュートはわずか１本に封じて折り返しました。

後半も攻撃の手は緩まず、前線が小刻みなパスワークで相手のエリア内に侵入し、後方からは前線のスペースに長短のクロスボールを放り込むなど、手数の多さで相手にプレッシャーを掛け続けます。

シュートを弾かれた後のセカンドボールもことごとく回収し、迎えた13分に巧みなパスワークから得点に結び付けます。

左サイドの松本選手からの中央へのパスを受けた山田選手がいったん背後に位置したDF高橋健選手にボールを下げた後に再びボールを呼び込み、右サイドを突いた中村選手にラストパスを送ると正確なキックで今季リーグ戦初となる５点目のゴールネット揺らしました。

37分にはMF五領淳樹選手が前線で積極的なプレスを掛けて相手のパスをカットして中央に転がし、好位置を取ったFW田辺涼成選手が相手DFをかわして今季リーグ戦初ゴール。

５分後には相手ゴール前の密集から出たボールを田辺選手がシュートし、GKが弾いたボールにMF味元陽明選手がきっちりと詰めて今季リーグ戦１点目のゴールで７－１と大きく突き放しました。

アディショナルタイムにも永吉選手がパスカットしたボールを田辺選手がねじ込み、８点目のゴールを奪いました。

組織的なディフェンスも機能し相手に攻撃の形を作らせることなく、わずか１本のシュートに抑え、攻守にわたって圧倒的な内容でホーム戦２連勝を飾りました。

この日のホームゲーム第２戦は８２３人のファンやサポートが足を運んでくださり、熱い声援を送ってくださいました。

競技場前の芝生広場ではコマツ宮崎株式会社様のご協力によります働く車の体験会を催し、働く車イベントにちなんだ２台のフワフワ遊具も設けて子どもたちのはしゃぎ声が響き渡り、県内10店舗が出店して下さったスタジアムグルメも催しました。

また、オープニングとハーフタイムには高鍋町周辺の小中学生ダンススクール「TFC KidsSchool」の皆さんが力強く軽快なダンスで会場を盛り上げてくださり、試合終了後には恒例のおかしのせんぐ撒き、宮崎牛１キロを懸けた「ヴェロスクロノス都農〇✖クイズ」で選手とファン、サポーターが交流を深めました。

公式アンバサダーの宮崎県住みます芸人の嫁恐竜も駆け付けてくださり軽妙なトークで会場に熱気を吹き込んでくださいました。

梅雨空にも関わらず、会場までお越しくださいました皆さまに心より感謝申し上げます。

力強い後押しのおかげで開幕５連勝を飾ることができました。

次回６月８日（日）のホームゲーム第３戦もさらにワクワクするような試合内容はもちらん、多彩なイベントも予定しておりますので、お時間が許す際は是非会場まで足をお運びください。

また、来週５月24日（土）は天皇杯JFA第１０５回全日本サッカー選手権１回戦に臨み、J３所属のガイナーレ鳥取と新富町のいちご宮崎新富サッカー場で午後１時より対戦します。

格上相手に真っ向勝負を挑み、J１チームが待つ２回戦進出を目指します。ご来場の際はチケットが必要となりますので、詳しくはヴェロスクロノス都農公式HP及びSNSをご覧ください。

今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。

2025.05.18

試合レポート