九州リーグ3連覇、悲願のJFL昇格に向けてスタートを切った2025年。
リーグ最終順位が2位という結果に終わり、
全国地域サッカーチャンピオンズリーグの九州リーグ代表としての出場権を惜しくも逃したヴェロスクロノス都農。
だが、JFL昇格のチャンスはまだ残されている。
1%でも可能性がある限り、浅葱色の戦士たちの挑戦は終わらない。
ここから駆け上がる、「頂点への挑戦」。
本記事では、JFL昇格に関する情報を全3回に分けて紹介します。
第1回「JFLに昇格するには?」はこちら→https://veroskronos.com/topics/detail/2025091210
第2回「地域CLに出場するには?」
JFL昇格への絶対条件である全国地域サッカーチャンピオンズリーグでの優勝。
その舞台のスタートラインに立つためには、いずれかの条件を満たさねばなりません。
一つは、各地域リーグで年間チャンピオンになること。
全国9つのエリアに分かれたそれぞれの地域リーグで、ホーム&アウェイ方式のリーグ戦を闘い、
優勝したチームには地域リーグの代表として、全国地域チャンピオンスリーグへの出場権が与えられます。
もう一つは、各地域リーグ終了後に行われる、全国社会人サッカー選手権大会で上位3チームに勝ち残ることです。
※全国社会人サッカー選手権大会については次回の記事にて紹介します。
地域リーグはどのように分かれているのか?
各リーグで参加チーム数も異なり、エリアによっては地域2部のリーグも存在します。
九州リーグ所属のヴェロスクロノス都農は、九州各地に本拠地を置く全9チームと優勝争いを繰り広げます。
2025シーズンの成績は以下の通り、14勝1分3敗で最終順位は2位で今シーズンを終了しました。
その他の地域でも同じようにリーグ戦の最終結果によって、
優勝したチームへ優先的に全国地域サッカーチャンピオンズリーグの出場権が与えられます。
また、過去5年間の各地域リーグの優勝チームは以下の通りです。
各地域リーグを勝ち上がってきた優勝チーム同士がぶつかり合う全国地域サッカーチャンピオンズリーグは、
実力が拮抗する試合ばかりで予選ラウンドから目が離せません。
シーズンの集大成ともいえるこの大会に、チームはさらに一丸となり、全てを懸けて挑みます。
全国地域サッカーチャンピオンズリーグの優勝チーム(過去5年間)はこちら。
2024年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグを制した飛鳥FCは、関西リーグの代表として出場しました。
1次ラウンドの予選ではグループ全体で最も成績の良い2位として決勝ラウンドに駒を進め、2勝1敗という成績でJ F Lへの切符を手にしました。
また、同大会準優勝の関東リーグの強豪・VONDS市原は1週間後に行われた、
JFL最下位チームとの昇格を懸けた入替戦で、ミネベアミツミFCに1-0の僅差で敗退。
改めて、地域リーグのチームにとって、JFL昇格が狭き門であることを証明する結果となりました。
2024年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグの詳細はこちら→https://www.jfa.jp/match/regional_league_2024/schedule_result/
毎年予測出来ないハイレベルな試合が繰り広げられる、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ。
そのスタートラインに立つことも決して容易ではありません。
肉体的にも、精神的にも、このサバイバルを最後まで闘い抜くことができるチームのみがJFLへの昇格を許されるのです。
単純な戦力差だけでなく、思いもよらぬハプニングにも冷静に対応できるメンタリティや、
グループリーグの組み合わせの運など、あらゆる不確定要素が複雑に絡み合う、まさに魔境とも呼べる大会です。
そして、地域リーグ優勝を逃したクラブに与えられる最後のチャンスこそが、
決勝戦まで5日間連続で試合が行われる一発勝負のトーナメント「全国社会人サッカー選手権大会」です。
ヴェロスクロノス都農はこの大会を必ず最後まで勝ち上がり、
全国地域サッカーチャンピオンズリーグの出場権獲得を目指します。
次回のテーマは、「地域CLへの最後の切符、全社とは?」について紹介します。
引き続き、熱い応援よろしくお願いします。
- 2025.09.24
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