2025.09.17

頂点への挑戦 #1 「JFLに昇格するには?」

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九州リーグ3連覇、悲願のJFL昇格に向けてスタートを切った2025年。

リーグ最終順位が2位という結果に終わり、

全国地域サッカーチャンピオンズリーグの九州リーグ代表としての出場権を惜しくも逃したヴェロスクロノス都農。

 

だが、JFL昇格のチャンスはまだ残されている。

1%でも可能性がある限り、浅葱色の戦士たちの挑戦は終わらない。

ここから駆け上がる、「頂点への挑戦」。

 

本記事では、JFL昇格に関する情報を全3回に分けて紹介します。

 

 

第1回「JFLに昇格するには?」


地域リーグの一つ上のカテゴリーである「JFL」に昇格するためには、

毎年11月に行われる全国地域サッカーチャンピオンズリーグでの優勝が大前提となります。

※もしくは同大会で準優勝し、後日行われるJFL最下位チームとの入れ替え戦での勝利でも昇格となる。

全国地域サッカーチャンピオンズリーグとはその名の通り、

全国各地の地域リーグの猛者がしのぎを削る社会人サッカーの頂点を決める大会でもあります。

9月17日現在、各地域リーグで全国地域サッカーチャンピオンズリーグ出場を決めたチームは以下。

・富山新庄クラブ(北信越リーグ)

・FC徳島(四国リーグ)

・ジェイリースFC(九州リーグ)

 

 

九州サッカーリーグの代表はどのように選ばれるのか?

九州サッカーリーグの代表は、全10チームがホーム&アウェイ方式で優勝の座を争います。

集中開催で土日に連戦が行われることもあり、他の地域リーグよりも毎年優勝チームが決まるタイミングが早いことも特徴の一つです。

地域リーグにも入れ替え制度が存在し、年間10位のチームはリーグ自動降格、9位のチームは各県リーグ決勝大会2位チームとの入替戦が行われます。

※九州リーグ前期の成績上位4チームには、全社九州予選のシード権が与えられます。

ヴェロスクロノス都農は今シーズン、14勝1分3敗の勝ち点43で惜しくもリーグ2位。

この結果により、九州リーグ代表としての出場権を獲得することができなかったため、

10月11日(土)から始まる全国社会人サッカー選手権大会での出場権獲得を目指します。

 

全社枠からJFL昇格の可能性は十分にある

2022年、関東リーグをシーズン6位でフィニッシュしたブリオベッカ浦安(現JFL所属)は、

同年の全国社会人サッカー選手権大会の準決勝で我らがヴェロスクロノス都農と対戦し1-0で勝利します。

続く決勝戦では、北海道リーグ代表として勝ち上がってきたBTOPサンクくりやまをPK戦の末に見事撃破しました。

全社を制したブリオベッカ浦安は、翌月の全国地域サッカーチャンピオンズリーグでも勢いそのままに一気に頂上まで駆け上がります。

予選の1次ラウンドを3連勝で首位通過、4チーム総当たりの決勝ラウンドも2勝1分という圧倒的な強さを見せつけました。

ここで注目すべき点は、「地域リーグ6位からのJFL昇格」という事実です。

まさに奇跡と呼ぶに相応しいこのチャンピオンロードは、挑戦する全てのクラブへの希望の道筋となりました。

当然、今年のヴェロスクロノス都農にもその可能性は十分にあると断言できます。

JFL昇格は決して届かない夢ではなく、実現可能な目標なのです。

 

2022年の全国社会人サッカー選手権大会はこちらhttps://www.jfa.jp/match/adults_football_tournament_2022/schedule_result/

2022年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグはこちらhttps://www.jfa.jp/match/regional_league_2022/schedule_result/

 

 

全国地域チャンピオンズリーグの大会形式は?

全国地域サッカーチャンピオンズリーグの大会形式は以下の通り。

まず選ばれた全12チームが3つのグループに分かれての総当たり戦が行われます。

各グループリーグを「首位で突破した3チーム」と、各グループリーグの中で「最も成績上位の2位の1チーム」のみが決勝ラウンドへ進むことができます。

そして決勝ラウンドで勝ち残った最後の4チームによる激しい総当たり戦の末、優勝した1チームだけにJFL昇格の称号が与えられます。

 

 

ヴェロスクロノス都農は昨年、この大会に九州リーグの代表として出場しましたが、惜しくも予選ラウンドで敗退しました。

 

《2024年 全国地域サッカーチャンピオンズリーグの試合結果》

 

1次ラウンド 第1節 vs FC徳島(四国リーグ1位/徳島県)

試合レポートはこちら→https://veroskronos.com/topics/detail/2024100930

 

1次ラウンド 第2節 vs FC. ISE-SHIMA(東海リーグ1位/三重県)

試合レポートはこちら→https://veroskronos.com/topics/detail/2024100931

 

1次ラウンド 第3節 vs ジェイリースFC(全社枠2/大分県)

試合レポートはこちら→https://veroskronos.com/topics/detail/2024100932

 

 

3日間の激闘を繰り広げ、通算成績1勝2分でグループ2位、

他グループ2位のチームとの勝ち点差もわずかに及ばず、決勝ラウンド進出はなりませんでした。

 

大会の組み合わせと結果はこちら→https://www.jfa.jp/match/regional_league_2024/schedule_result/

 

 

この大会は、必ずしも地域リーグを制したチームが勝ち上がるとは限りません。

出場する全てのチームが過酷な連戦を乗り切るために、最後の瞬間まで総力戦で挑みます。

 

各チームの対戦結果や得失点差によって、自チームの順位が左右されることもしばしば。

短期間での流動的な状況下で、如何に戦略的且つ組織的に闘い抜くことができるかが鍵となります。

 

計り知れないプレッシャーや緊張感の中で連日巻き起こるドラマこそが、

この全国地域サッカーチャンピオンズリーグの最大の醍醐味であり、全国のサッカーファンを熱くさせる理由でもあります。

 

世界で最も昇格が困難だといわれているカテゴリーだからこそ、この大会でしか味わえない景色があります。

 

 

次回のテーマは、地域CLに出場するには?について紹介します。

引き続き、熱い応援よろしくお願いします。

2025.09.17
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